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図 1.5.1 AMSR PIと研究員 |
衛星から送られてきたデータは、物理量変換アルゴリズムを介して、物理量に変換します。アルゴリズム開発は国内外のAMSR PI(Principal Investigator)によって行われています。アルゴリズムの総合的な動作確認はEORCの担当者によって行われています。衛星データから算出された物理量は、地上データと比較することにより精度の検証を行います。積雪量・土壌水分量・積算雲水量・降水量・海氷などについては特別に地上観測も行っています。
Aqua搭載AMSR-Eは2005年5月で、丸3年の連続運用になりました。気候変動の時間スケールは十数年から数十年に及ぶものであり、この3年は気候変動を監視するには短いものです。しかし、最近、温暖化の現象が加速化されているとの指摘もあり、ここ5〜10年で全球的に温暖化の現象が現れてくる可能性があります。AMSR-Eおよび将来計画が検討されているAMSR後継機によって、これらの現象を監視してゆくことは大切なことと考えています。
図 1.5.2 PIプログラム動作確認 |
図 1.5.3 オホーツク海における海氷観測 |