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AMSRやAMSR-Eのデータを利用するために、プロダクトやアルゴリズムの概要と、データ取得方法や利用可能なツールについて紹介します。

定常観測

GTS全球ラジオゾンデ観測データ

AMSR積算水蒸気量の検証として、全球海洋域の高層気象観測網を利用します。これらの観測は世界各国の気象現業機関により定常的に行われ、全球通信システム(Global Communication System : GTS)により相互に利用されているもので、JAXAは気象庁からデータ提供を受けます。下図は、1日間に取得される高層気象観測データの分布の一例であり、AMSR検証で利用可能な、洋上の小島(Fixed)や船舶上(Ship)で取得されたデータのみが示されています。
利用可能な高層気象観測分布図(1998.06.24)
+:Fixed
+:Ship