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AMSRやAMSR-Eのデータを利用するために、プロダクトやアルゴリズムの概要と、データ取得方法や利用可能なツールについて紹介します。

校正/検証

衛星・センサ間相互比較

SSM/I、TMIなど同種センサとの比較により輝度温度の検証を行うとともに、Aqua搭載Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer (MODIS)やADEOS-II搭載Global Imager (GLI)等の光学センサとの比較により、より細かい空間分解能による積雪分布や海氷分布の情報を得ることができます。図は、冬のオホーツク海におけるSSM/Iの37GHz画像とAdvanced Very High Resolution Radiometer (AVHRR)の2バンド合成画像の比較例であり、AVHRRでより細かい海氷分布が見える一方、雲の部分ではマイクロ波が有効なことが分かります。このように、異なる特性をもつセンサのデータを比較することにより、相互に情報の補完ができ、それぞれのセンサの信頼性も高める結果となります。

SSM/I-AVHRRの図
AVHRR CH1+2 SSM/I 37GHz