AMSRと
AMSR-Eが、2003年4月12日〜21日の10日間で追跡した台風2号「くじら」。「くじら」は、太平洋中央の低緯度域で発生し、フィリピンの方角へ東から西にゆっくりと移動しながら、雨を降らせました。
上図中のグレーの点は、各観測日の0時(世界時)時点の台風の位置を示し、線は進路を、カラーバーで示した色の部分が、実際に降雨がある場所を示します。降雨分布の時間変化から、台風に伴う降雨の組織化と発達、衰退の様子がよく分かります。なお、下の図は台風の中心付近における降雨分布の拡大図です。
(台風の進路データは日本気象協会提供)