このアニメーションは、2002年7月1日から12月31日までの期間の、改良型高性能マイクロ波放射計(
AMSR-E)によって観測された、南極域の3日移動平均海面水温(左図)と日平均海氷の変動(右図)です。左図では、南極周極流と呼ばれる海流のために、海水が南極大陸の周りを時計回りにまわる様子が分かります。右図では、海氷が南極の冬にあたる9月頃、最も拡大し、その後、衰退していく様子がよく分かります。
AMSR-Eは、宇宙開発事業団の開発した「みどりII」搭載
AMSRの姉妹センサで、2002年5月に打ち上げられたNASAのAqua衛星に搭載されています。なお、「NO DATA」と表示されている日は
AMSR-Eの観測がなかったことを示しています。