台風の名称について
台風名
熱帯低気圧のうち、最大風速が34ノット以上になったものにつけられる名称で、「DANAS」のような固有名が用いられます。通常は発生海域ごとにあらかじめ用意された名称リストから順につけられます。

熱帯低気圧番号
米国などで用いられている熱帯低気圧の識別記号です。地域ごとに各年(南半球では7月〜6月を1区切りとする)に発生した熱帯低気圧は順番にこのような記号が割り当てられます。
具体的には「19W」のよう数字2桁と英字1桁であらわされます。英字は発生地域をあらわしており、仮に熱帯低気圧が消滅しないまま他地域に移動した場合でも、この記号は変更されることはありません。英字に対応する地域は以下のとおりです。
W太平洋北西部(日付変更線以西)
C太平洋北中部(日付変更線〜西経140度)
E大西洋北部
L太平洋北東部(西経140度以東)
A,Bインド洋北部
S,Pインド洋南部および太平洋南部

日本の台風番号
日本で用いられている「台風15号」のような名称で、正式には「台風第15号」のように表記されます。また、西暦の下2桁と番号2桁をあわせて「T0115」(2001年台風第15号の意味)のように表記されることもあります。
太平洋北西部で発生した台風は、この地域を担当する地域センターである太平洋台風センター(RSMC Tokyo - Typhoon Center)により、各年の発生順にこのような台風番号がつけられますが、この場合の台風発生基準は、同センターが定める「最大風速(10分間平均風速の最大値)が17.2m/s(34ノット)以上」です。