世界の降水予報 GSMaP理研ナウキャスト

当ウェブサイトでは、理研データ同化チームで作成された毎時更新される衛星の全球降水予報データを用いて、実時間に対して6時間後までの降水情報を表示しています。

理化学研究所 データ同化研究チームでは、JAXA「世界の雨分布リアルタイム」の4時間前までの衛星による降水観測データを使って、最新のデータ同化手法に基づいた、目先12時間までの降水ナウキャスト手法(注1)を開発しました。 この降水予報システムを毎時リアルタイムに継続的に実行し、日々精度検証を行っています(GSMaP理研ナウキャスト(GSMaP_RNC))。

降水ナウキャストとは、過去と現在の降水分布から降水域の動きを推定し、数分~数時間先までの降水分布を推定する手法です。

データの利用について

JAXAでは、理研で作成しているbinary形式のデータの配布も行っております。 希望される方は「ユーザ登録」より、登録をお願いします。 すでに「世界の雨分布速報(GSMaP_NRT)」や「世界の雨分布リアルタイム(GSMaP_NOW)」でユーザ登録をされている方は、再度の登録は不要で、同じftpサーバからGSMaP_RNCのデータの取得が可能です。 データフォーマットの詳細は、フォーマット説明書(英語、PDF)をご参照ください。

注意事項

気象庁発表の予報と当ウェブサイトの予報は異なることがあります。気象庁から気象警報・注意報が発表されると、随時こちらに反映されますが、必ず気象庁が発表する最新の気象警報・注意報の内容をご優先ください。

当サイトの利用者は、当サイトのコンテンツより得た情報を、利用者ご自身の責任において利用していただくものとします。当サイトに含まれる情報やデータを利用することで直接・間接的に生じたいかなる損害についても、JAXA、理研およびその職員は一切の責任を負いません。当サイトは、予告なしに掲載情報の一部または全てを変更、削除、運用を休止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

NO FORECASTの領域について

日本の近く(北緯0度から60度、東経100度から180度)の領域については、理研が気象業務法に基づき気象予報業務許可(許可第204号)を取得しており、平日10時から17時の間のみデータが表示できます。それ以外の時間は気象予報士が常駐しないため、気象業務法に基づき当該領域を黒く塗っています。なお、平日10時から17時であっても気象予報士が不在の場合は、気象業務法に基づき当該領域を非表示としています。

より詳細な説明や注意事項は、理研データ同化チームの「理研天気予報研究」ページをご覧ください。

※参考文献

  1. Otsuka, S., S. Kotsuki, and T. Miyoshi, 2016: Nowcasting with data assimilation: a case of Global Satellite Mapping of Precipitation. Wea. Forecasting, 31, 1409-1416.