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2001年9月10日
カリフォルニア沖の安定成層な海洋上に発達した層積雲の解析事例です。画像左上に、小さい雲粒子の領域が筋状に何本も現れていますが、これは大陸性エアロゾル（大気中の微粒子）と海上を航行する船舶の煤煙による雲の変質現象と考えられています。このような雲の変質現象が地球規模の放射収支を変え、気候変動に大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。ADEOS-II搭載GLIセンサーで観測された地球規模での雲やエアロゾルのデータは、気候変動メカニズムの解明や将来の気候予測に役立てられます。