ADEOS-II Science Project

画像ライブラリー2003年4月28日

「みどりの日」特別企画

みどりIIがとらえた、新緑の日本列島

みどりIIがとらえた、新緑の日本列島
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の画像は、西日本で深まりゆく春の緑を強調して色付けしています。緑色は生きた草木、ピンクや茶色、赤紫色は枯れた草木か土壌を表しています。東京や大阪などの大都市は植生が少ないため、青紫から紫色に見えます。白い部分は低層の暖かい雲で、高層の氷雲や陸上の雪や氷は青色に見えます。

この画像は、GLIの250m解像度の画像データから、可視波長帯660nmと2つの近赤外波長帯825nm、1640nmのデータをそれぞれ、赤、緑、青に割りあててカラー合成したもので、撮影日は2003年4月17日でした。

一方、下の4つの画像は、
2001年5月8月11月2002年2月
2001年5月8月11月2002年2月

2001年5月、8月、11月、2002年2月における東アジア域の植生の季節変化を示したものです。2001年5月から2002年4月までの1年間の植生変化を、アニメーションにしてみましたのでご覧下さい。
このアニメーションは、月ごとの画像をつないで作ったものです。月ごとの画像は、毎月1日から月末までの1km解像度のデータを使って作った、雲を除いた合成画像です。

>> アニメーションを見る(996KB)

画像作成にあたって使用したデータは、米国のテラ衛星搭載のMODISセンサによって得られたものです。NASAから提供されたデータをもとに、EORCの解析研究チームが作成しました。この作成にあたってEORCは、「炭素循環に関するグローバルマッピングとその高度化に関する国際共同研究(GCMAPS)(*)」の課題(1998-2002年度)で、文部科学省(旧 科学技術庁)の科学技術振興調整費から資金援助を受けました。

なお、GLIの1km解像度のデータでも、雲を除去したコンポジット画像を作り、同じような広域および全球の植生画像、さらには、陸域植生の活性度、密度の高さを表わす植生指数、大気中の二酸化炭素を光合成によって取り込み、植生量(バイオマス)に変える基礎生産力などのマップを作ることが可能です。For this beautiful planet ADEOS-II


(*) GCMAPS: Global Carbon Cycle and Related Mapping based on Satellite Imagery Program

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