ADEOS-II Science Project

画像ライブラリー2003年4月25日

GLIが観測した春を迎える日本の海

クロロフィルa濃度

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海面水温分布

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れらの画像は、GLIが2003年3月19日に取得したデータから求めた、日本近海のクロロフィルa濃度(上)と海面水温分布(下)の画像です。

朝鮮半島から日本海に広がる(赤や黄色で示された)海域や、瀬戸内海、伊勢湾、仙台湾などの沿岸域において、クロロフィルa濃度が高くなっている様子が分かります。(この画像では実際よりもクロロフィルa濃度が高めになっていると思われます。今後の検証作業を通じて改善される予定です)。

海面水温画像では、太平洋側では屋久島近海から紀伊半島沖に向かって黒潮が蛇行しながら流れている様子が分かります。一方、日本海では、強い水温勾配に伴って大小さまざまな渦が現れています。

これら、GLIのクロロフィルa濃度や海面水温分布などのプロダクトは、漁場の把握や水産資源の保護および管理などに役立ちます。さらには、クロロフィルa濃度から、海洋中の植物プランクトンが光合成によって固定する炭素量(海洋における基礎生産力)を推定し、これにより、「みどりII」の科学的目的の1つである、地球温暖化などに関わる炭素循環をより正確に把握するのに貢献します。 For this beautiful planet ADEOS-II

関連リンク
GLIの海洋プロダクトについては、
http://sharaku.eorc.jaxa.jp/ADEOS2/library/20030305/0305_j.html
GLI海洋グループのページは、
http://suzaku.eorc.jaxa.jp/GLI/ocean/index_j.html

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