また、半島の東側つけ根部分に位置するバンコクの市街地と、チャオプラヤ川に沿った植生の様子がよく見えます。バンコクの約400km東に(
GLIの観測幅(東西方向)は1600km)、雲間から、東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖とその周りの緑も見えます。現地では乾季から雨季に入りつつあり、トンレサップ湖では水位が上がりはじめ、増水期には面積は乾季の約4倍、約10000平方km(琵琶湖の約15倍)にまで広がります。なお、これらの南、シャム湾からマラッカ海峡にかけての海が白っぽく写っているのは、サングリッタと呼ばれる太陽光の海面反射によるもので、トンレサップ湖の水面が白く写っているのもそのためです。