この画像は、フロリダ半島から、バハマ諸島、カリブ海に浮かぶ最大の島キューバを経て、イスパニオラ島にかけての画像です。カリブの真珠と呼ばれるキューバ、どこまでも続く浅瀬が干上がって島々となった風景から名づけられたバハマなどを取り巻く限りなく透明な海は、トルコ石のように青、水色、エメラルド・グリーンの明るい色に見えます。その様子は、画面右上の大西洋の濃紺色と対照的です。
キューバの北の明るい色の部分は、グレート・バハマ・バンクおよびリトル・バハマ・バンクと呼ばれる大陸棚で、これらの大陸棚の上にバハマ諸島が載っているように見えます。このような海域では、浅い海底の白い砂が熱帯の強い日差しを反射するので、このような美しい色合いになっています。
2003年2月7日に観測された
GLIの3つの可視光観測波長帯、678ナノメートル(チャンネル13)、545ナノメートル(チャンネル8)、460ナノメートル(チャンネル5)のデータをそれぞれ赤、緑、青色に割り当てた、目で見た状態に最も近い合成画像です。