| 左の図は2003年2月4日の例です。オホーツク海の半分以上は海氷に覆われており、北海道沿岸も宗谷岬の近くから知床半島周辺にかけて広く海氷に覆われています。この日の海氷の動きは冬のオホーツク海によく見られる平均的なもので、北風と樺太沿いの海流によって南向きに流されながら、同時に東向きに拡大しています。その速さは毎秒20から30センチメートルです。 >> 拡大画像を見る(1000×1500ピクセル:197KB) |
| 2番目の図、2月9日の例では、2月4日に比べて海氷域がやや拡大しています。また、小さな低気圧が宗谷海峡付近に進んできており、それによりもたらされた南風によって北海道沿岸では海氷が北向きに離れていっています。 >> 拡大画像を見る(1000×1500ピクセル:213KB) |
| 最下段の図、2月13日は、カムチャッカ半島付近に発達した低気圧があり、それに伴う強い北西風によって、海氷は最大で毎秒50センチメートルを超える速いスピードで南東方向に動いていることが分かります。このように、海氷の動きは風速の変化に伴って日々大きく変化しており、海氷の広がりもそれによって変化していきます。 >> 拡大画像を見る(1000×1500ピクセル:272KB) |