2003年2月5日
AMSR
による全球海面水温分布
A
MSR
から算出した、2003年1月28〜31日の4日平均の全球海面水温分布。南米大陸西岸のチリからペルー沖を流れる冷たい海流(フンボルト海流)が、2002年に始まったエルニーニョのために、通常よりも弱まっていることがわかります。また、北半球の大陸東岸にあたる、日本の東側やアメリカ東部では暖かい海流(黒潮とメキシコ湾流)のために比較的高緯度まで水温が高くなっていますが、同じ緯度帯でも大陸の西岸にあたるカリフォルニア沖では冷たい海流(カリフォルニア海流)の影響で水温が低くなっています。
マイクロ波観測の特徴は、雲がある場合もその下の海面水温を測定可能なことにあり、この利点を生かして頻度の高い観測を行うことができます。また、2002年5月から運用を開始した姉妹センサである
AMSR-E
(NASAの地球観測衛星Aqua搭載)との複合利用によって、さらに高頻度の観測を行います。
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Aqua/AMSR-Eから見た2002/03エルニーニョ(AMSR/AMSR-Eホームページトピックスへ)
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