2003年1月30日
オーストラリアの大規模な野火
2003年1月25日の夜間(UT13時20分頃)、グローバルイメージャ(GLI)がニューサウスウェールズ州とビクトリア州にまたがる大規模な野火(ブッシュファイヤー)を捉えました。
GLIが持っている短波長赤外光 (波長3.715μm)のデータから地表の高温部分を検出するこ
とができます。図の赤い点は高温部分を表し、野火が起っている場所に対応しています。
また、昼間の可視光の観測では煙が拡がっている状況がはっきり分かります。このよう
に、GLIは広範囲かつ複合的に観測できることから、森林火災をはじめとして、大規模な
自然災害の状況把握に役立てることができます。
宇宙航空研究開発機構 地球観測利用推進センター
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