2000年6月18日に取得されたLevel-1Bに対して、
GLI CTSK2b1アルゴリズム(積雪粒径・不純物抽出処理)を用いて抽出された北極周辺の(左パネル)積雪粒子半径(単位:μm)および(右パネル)積雪不純物濃度(単位:ppmw)の空間分布です。
標高が高く気温も低いグリーンランド氷床上では積雪粒径が小さく保たれているのに対し、北極海内の海氷上では、低地の気温の高さなどを反映して粒径が大きくなっている様子が分かります。不純物に関しても、低地の大陸沿岸付近ほど濃度が高くなり、陸域で舞い上がった埃や人為起源汚染微粒子が雪面に沈着していることが推察されます。