2001年8月24日
積雪深分布
左
の図は、
AMSR
シミュレーションデータ(19および37GHz)から算出した北半球の積雪深分布例です。積雪は、雪面が太陽光を反射する効果や、融雪による土壌水分の増加等を通じて、地表面の熱のやり取りに影響を与えています。
AMSR
で採用される低周波チャネルにより、多雪地域での精度の向上や、湿った雪を判別する可能性が期待されています。また、低周波チャネルによる土壌水分観測にも大きな期待がかけられています。
Processed with the algorithm developed by Alfred T. C. Chang, NASA GSFC (AMSR/AMSR-E standard algorithm candidate for NASDA processing).
地球環境変動の解明へ向けて
A
DEOS-IIは宇宙開発事業団(NASDA)が培ってきた地球観測技術の発展を目指すとともに、1996年に打ち上げられた
ADEOS
(みどり)が行ったグローバルスケールの観測を継続して、地球観測データの蓄積を図ることを主な目的としています。これらのデータは気候変動に関する国際的な研究に利用され、地球環境変動の解明に寄与します。
このため、 NASDAが開発した高性能マイクロ波放射計(AMSR)とグローバル・イメージャー(GLI)の2つのコアセンサに加えて環境省(MOE)、米国航空宇宙局(NASA/JPL)、仏国立宇宙研究センター(CNES)から提供されるセンサを 搭載し、これらのセンサを組み合わせた観測を行います。
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宇宙航空研究開発機構 地球観測利用推進センター
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