ADEOS-IIは宇宙開発事業団(NASDA)が培ってきた地球観測技術の発展を目指すとともに、1996年に打ち上げられた
ADEOS(みどり)が行ったグローバルスケールの観測を継続して、地球観測データの蓄積を図ることを主な目的としています。これらのデータは気候変動に関する国際的な研究に利用され、地球環境変動の解明に寄与します。
このため、 NASDAが開発した高性能マイクロ波放射計(AMSR)とグローバル・イメージャー(GLI)の2つのコアセンサに加えて環境省(MOE)、米国航空宇宙局(NASA/JPL)、仏国立宇宙研究センター(CNES)から提供されるセンサを 搭載し、これらのセンサを組み合わせた観測を行います。