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AMSRやAMSR-Eのデータを利用するために、プロダクトやアルゴリズムの概要と、データ取得方法や利用可能なツールについて紹介します。

標準プロダクト利用上の注意事項

AMSR-Eレベル2海氷密接度標準プロダクト利用上の注意事項

アルゴリズム開発PI:NASA Goddard Space Flight Center / Josefino C. Comiso

今回、公開するAMSR-E海氷密接度プロダクトについて、以下の点について留意され御使用お願いします。

海氷密接度を求めるアルゴリズムにおいて、海水と海氷のタイポイントは、以前の輝度温度データセットによって設定されています。そのため、海面の割合が多くなる海氷域では、実際の密接度との相違が大きくなる可能性があります。

例えば、海氷と開水面との境界である氷縁の位置は、海氷密接度10%で氷縁の位置を設定しているために、氷縁の位置が不正確である場合があると思われます。同様に、開水面マスク、陸/海境界マスクなどの精度の向上には、さらに現地での観測を行い、今後の検証が必要であります。現在、アルゴリズム開発担当者であるJ.C.Comiso氏が海氷プロダクトの検証と精度の向上のために、南極海などにおいて観測を実施中であります。さらに、今後のAMSR-EおよびAMSRの検証作業によって、海氷密接度精度の向上と最適化を行い、公開していく予定です。