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アルゴリズム開発PI:宇宙航空研究開発機構 地球観測利用推進センター 柴田 彰 |
JAXA/EOCで生成処理されるAMSRレベル2海上風速標準プロダクトを利用する際の注意事項について述べたものです。
本プロダクトの算出領域は海氷領域を除く全球の海洋上ですが、降雨域(概ね1mm/hour以上)、沿岸域(岸から概ね数十km以内)、サングリッター域(太陽との相対角度10度以下)では欠測としています。太陽との相対角度が10度以上25度以下のサングリッター域では6GHz水平偏波を用いた風向補正の精度が落ちるため、風速の精度も落ちると考えられます。また、岸から概ね数十kmから100km以内の沿岸域でも同様の理由で精度が落ちると考えられます。海氷域の可能性が疑われる場合は全て除いています。なお、欠測の場合はプロダクト中の品質フラグにその理由を格納しています。
本プロダクトの算出範囲は0〜30m/sです。また、気象全球通信組織(GTS)から入手できる固定ブイの風速とAMSR海上風速(2003年4月と7月)の比較から、平方根平均自乗誤差は1.1m/s以内となっていることが確認されています。
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