オホーツク海の海氷分布流氷速報

*画像について

このホームページでは、JAXA/EORCにて処理した最新のオホーツク海の海氷分布画像を紹介しています。
*AMSR-E画像の説明

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上の画像はAMSR-Eの観測データから推定した海氷密接度画像です。海氷密接度とは、観測視野内を海氷が覆う割合を示したもので、0%は開放水面(海面)、100%は全て海氷で覆われている状態を示します。ここでは海氷密接度10%以下を0%として表示しています。白色の部分は観測範囲外のためにデータが無い領域です。
改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)は、2002年に米国航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASA)が打ち上げたEOS Aqua衛星に搭載されている日本のセンサです。環境観測技術衛星みどりII(ADEOS-II)搭載の高性能マイクロ波放射計AMSRと同等の性能を持つセンサです。マイクロ波観測は昼夜に関係なく、かつ雲の影響を受けにくいという利点を持っており、流氷をくっきりと捉えることができます。AMSR-Eはオホーツク海から日本周辺を、日本時間0時半から3時頃の間に毎日観測しています。

注意:
海岸線に現れる海氷は推定エラーの場合があります。また、低気圧などによる厚い雲が通過した場合にも、推定エラーになる場合があります。

参照ページ:

*MODIS画像の説明

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MODISはNASAの地球観測衛星TerraとAquaに搭載されている光学センサです。ここで紹介している画像は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)地球観測センター(EOC)が受信と低次処理を行い、そのデータを地球観測利用推進センター(EORC)が準リアルタイム処理して公開しているものです。
左側の2枚は3チャンネル合成画像です。この画像は、MODISセンサのCh.4(緑の波長帯545-565nm)を赤、Ch.2(近赤外の波長帯841-876nm)を青、Ch.5(短波長赤外の波長帯1230-1250nm)を緑に割り当てたフォールスカラー合成画像です。海氷が薄肌色、雲が白色に強調されるので、海氷と雲が識別しやすくなっています。。
右側の2枚は雲フラグ画像です。この画像は、環境観測技術衛星みどりII(ADEOS-II)搭載のグローバル・イメージャー(GLI)用の高次処理システムを利用し雲/晴天及び積雪/海氷識別処理を行った結果です。
なお、昨シーズンの画像は「過去履歴」からご覧になれます。昨シーズンは、東海大学情報技術センター(TRIC)が受信と低次処理を行ったデータを用いて、EORCで準リアルタイム処理を行っています。

雲フラグ画像凡例
暗水色Darkcyan海氷深緑Seagreen
White陸上の雪暗灰色Dimgray
明水色Cyan氷上の雪明灰色Gray雲の影
NavyBlack非処理画素

参照ページ:

*関連リンク



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